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小さな習慣が大きな変化をもたらす

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 GBサイクリング チームは数年前そこそこのチームから突如として世界を震撼させるほどのチームへと変貌を遂げた。しかしそれは一夜にして起きたのではないのである。

 チーム首脳陣が、このチームの細かい点から方針にいたるまでのありとあらゆる全ての事をオーバーホールすると決めた際、このチームは信念を持って「1パーセント」の哲学にこだわった。これはもし個人が1%の改善をいくつかの分野においてできれば、それは結果として全体の5%以上の改善に繋がるという考え方である。

 そして彼らはそれを実践に移し、最強と呼ばれるトラック競技選手団を作り上げ、そして何人ものプロを輩出したのである。

 このような改善は誰にでもできることである。ではここでどうやって自分のサイクリングライフにこの改善をもたらすことが出来るかを考えてみよう。


いつもよりも30分早く就寝すること

 最新の研究では人間の最適な睡眠時間は6~7時間だそうだ。ふつうのひとよりもより多くの運動をし体を酷使するサイクリストにとっては、この睡眠時間こそが体を最も効率的に休ませることが出来る時間なのである。

 いつもより30分早く就寝してみよう、そうすれば筋肉はより回復し、次の日のトレーニングがより快適になるだろう。


体の言うことに耳を澄ます

 トレーニングプランや予定をこなすのはいいことだが、それにあまり固執しないこと。限界を超えたときに待っているのはオーバーワークと怪我だけである。体は資本。しっかりと声を聞き無理をしないことである。

 もし丘で10本の全力、もしくはそれに近い状態での山岳トレーニングを予定していたとする。もし体がついてこなければ、そこでやめるべきだ。インターバルやTTのトレーニングは体が疲れているときに行っても効果がないだけでなくオーバートレーニングとなりマイナスの効果しかない。疲れたら自転車を降りるか、リラックスしてゆっくり走ることを心がけよう。体が休めのサインを出している時は、きちんと休むべきなのである。


フルーツをより多く摂取しよう

 野菜とフルーツはビタミンや多くの抗酸化物質が含まれている。でもほとんどの人は十分な量を摂取してはいない。適量をきちんと食べるようにしてみよう。一部の野菜やフルーツはサイクリストに向いていることが証明されている。例えばさくらんぼ、これは筋肉の疲労回復に効果があり、ビートは最大で16%もパフォーマンスを向上することも実証されている。

 ビタミンCは風邪をひきにくい体を作り、ブロッコリーなどは抗癌作用が確認されている。


インターバル トレーニングを行う

 多くの人は限られた時間に無理やり多くを詰め込んでしまう。長距離を走るよりも、効率的なインターバル トレーニングをきちんとした管理下で行おう。

 ここではきちんと自分にあったタイプ(瞬発力、持続力など)のインターバル トレーニングを行おう。


自転車のチェーンをこまめに掃除しよう

 ドイツのプロによると、チェーンを綺麗にするだけで回転性能や摩擦係数が改善し、最大で15ワットも消費エネルギーを抑えられるそうだ。これは明確なデータこそないが、やってみると違いが分かるだろう。


ホイールとタイヤをアップグレードしてみよう

 自転車にとって一番重要な部分、それはホイールである。これは明確で、よいホイールとよいタイヤを使えばより効率的に効果的に走れることがわかっている。

 もしホイール全体を変えるのが予算的に難しければ、まずはタイヤを交換してみよう。タイヤの選択は慎重に行うこと。これはネットなどでタイヤの摩擦係数や耐摩耗性などを調べて最善と思われるものを使ってみよう。


ポジションを確認してみよう

 より経験のあるサイクリストなどに自分のポジションをチェックしてもらおう。これはちょっとしたことで絶大な効果を生むかもしれない。多くのサイクリストはサドルを上げすぎており、エネルギー伝達が効率的に行われない姿勢で乗ってしまっている。

 スペーサーを使ってステムのポジションを替えるのも有効だろう。また突き出し寸法もいろいろと試してみることがいいだろう。


笑顔!

 サイクリストは時にはストイックになりすぎることがある。トレーニングを楽しみ、今こうして自転車に乗れていることに感謝をして笑顔でいることが大切である。

 もしあなたがベルナール イノーのように血の気が多くいがみ合いが大好きだったにしても、心の中では穏やかに笑顔でいることを忘れないで欲しい。

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